【コラム】「FP弁護士」による「自分ごと防災プログラム」の挑戦
この度、2級ファイナンシャルプランナー技能士(2級FP技能士)試験に合格し、2016年11月1日付で、日本FP協会が認定するAFP(アフェリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)にも登録しました。
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です(以上日本FP協会より)。
弁護士が目指すところもFPと同じと言えます。むしろ幅広い包括的な視野で、「ライブプラン」の実現を明確に目標にかかげるFPの視点・技術は、弁護士業務と相互補完の関係性にあると言えます。
FP取得のきっかけは、自身が展開する「防災を自分ごとにする生活再建の知識の備え」プログラムの実施してきたことにあります。
大きな災害後には「当たり前の日常」が破壊され、住まい、お金、教育、介護、家族の悩み、そして各種契約や近隣の紛争を抱えることになります。津波や火災や地震による凄惨な光景だけではなく、「災害後のリアルな自分の生活」をイメージすることは、「被災」を等身大のものとしてとらえ、「防災」を自分事にすることに繋がります。
「FP」が領域とする「金融」「税制」「不動産」「住宅ローン」「保険」「教育資金」「年金制度」等の幅広い分野の知識は、研修を実施する上で、講師となる私にも不可欠なスキルだと考え、今般のAFP登録に至りました。
今後とも「防災を自分ごとにする生活再建の知識の備え」研修プログラムの浸透に努めていきたいと思います。