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【分科会】(情報ネットワーク法学会)「 官民一元化・COVID-19対応を踏まえた2000個問題の再定位/情報ネットワーク法学会研究大会・第9分科会」

情報ネットワーク法学会 第20回研究大会 (2020年11月28日(土)~29日(日)オンライン開催)

第9分科会 『官民一元化・COVID-19対応を踏まえた2000個問題の再定位』個人情報保護研究会)

11 月 29 日(日)16:05-17:35

主査:藤村明子(NTTセキュアプラットフォーム研究所 主任研究員)

要旨:政府レベルでの個人情報保護法制の官民一元化については,2021年通常国会への法案提出を前提に,内閣官房「個人情報保護制度の見直しに関するタスクフォース」で議論が重ねられている。他方,地方公共団体の個人情報保護制度については,個人情報保護委員会「地方公共団体の個人情報保護制度に関する懇談会」で議論がなされたが,取りまとめ等に至らず,前述TFにおいて年内議論とされた。2020年7月の「成長戦略フォローアップ案」「規制改革推進に関する答申」でも,「条例の法による一元化」に言及されており,地方公共団体の個人情報保護法制の縦割り状況,いわゆる2000個問題は最終局面に入っている。この間,COVID-19対応におけるCOCOAやHER-SYSといった技術的対応についての,厚生労働省と現場保健所の混乱も問題となった。本分科会では,官民一元化・COVID-19対応を踏まえた2000個問題の再定位を行う。

<登壇者>

・鈴木正朝(新潟大学教授)「2000個問題総括」

・板倉陽一郎(ひかり総合法律事務所 弁護士,理研AIP客員主管研究員)「個人情報保護法制官民一元化の検討状況」

・湯淺墾道(情報セキュリティ大学院大学副学長)「COVID-19対応と2000個問題」

・岡本正(銀座パートナーズ法律事務所 弁護士)「災害法制と2000個問題,災害としてのCOVID-19」