【コラム】第3回国連防災世界会議(仙台)の裏側で~「ふっこうバル」
3月14日~18日の5日間、仙台で開催される「第3回 国連防災世界会議」。
本会議に加え、町中のコンベンションホールやセミナールームで「パブリックフォーラム」も開催されています。私自身も、18日午前中には「慶應義塾大学 防災情報社会デザインコンソーシアム」(代表・村井純慶應義塾大学教授)で登壇。
さて、この開催期間中、仙台のスタジオで「ふっこうバル」が開催されています(14日~17日)。産学官問わず、立場を気にせず、復興や防災に関わる仲間たちが集うたまり場が用意されたのです。素晴らしい企画です。飲みながら、語り合い、そしてプレゼンまでできる。
私自身、18日の朝に仙台入りということで、参加はあきらめていたのですが、16日の岩手県出張から東京に戻る途中で途中下車すればよいことに気付き、強行軍で参加しました。
この日の「ふっこうバル」のマスターは、葛巻徹さん(いわて連携復興センター)と、石塚直樹さん(みやぎ連携復興センター)。
葛巻さんとは「慶應義塾大学G-SEC 復興リーダー会議」の第1期生としてご一緒したことがあり、石塚さんは日本災害復興学会でご一緒しております。
そのほか、ここでは書き尽くせませんが、防災、危機管理、復興支援などで活躍されている第一線の方々が集いました。
僭越ながら、私からは3月18日の国連防災世界会議のパブリックフォーラムでプレゼン予定の内容を先取りしてプレゼン。4万人の声がつくる復興政策の軌跡「災害復興法学」と、そこから導く「自分ごとになる」防災研修のプログラムについて提案。
私のほかには、鹿野順一さん(いわて連携復興センター)と那須俊宗さん(マルティスープ株式会社)がそれぞれのお立場での取組と今後に向けた提言や構想を報告。まだまだ盛り上がる中、いろいろ議論したいことだらけでしたが、後ろ髪をひかれる思いで途中退場。東京への帰路につきました。
普段なかなかお会いできない方々に再会。間接的に繋がっていたけどはじめてお会いできた方々も。引き続きどうぞご指導よろしくお願いいたします。
ところで、こういう多分野の議論をまとめるには、いわゆるファシリテーターの能力が重要ですが、私個人は記録を視覚的に残すグラフィッカーの能力がもっとも重要だと思っています。できればこの記述をもとに延長戦をしたかった。
(ふっこうバルについて)
【マスター】
日替わりのバルマスターにより運営します
3月14日(土)野崎隆一
3月15日(日)宇都彰浩
3月16日(月)葛巻徹、石塚直樹
3月17日(火)遠藤智栄、青木ユカリ
ファシリテーショングラフィック:
東末真紀(神戸まちづくり研究所)
【運 営】
ふっこうバル実行委員会 世話人
野崎 隆一/神戸まちづくり研究所
宇都 彰浩/弁護士
遠藤 智栄/地域社会デザイン・ラボ
青木ユカリ/コミュニティ・ワークス
葛巻 徹/いわて連携復興センター
石塚 直樹/中越防災安全推進機構・みやぎ連携復興センター
写真・ふっこうバルご参加の方々から拝借