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【令和元年 佐賀県豪雨】生活再建・復興情報の備忘メモ

【令和元年 佐賀県豪雨】被災後の生活再建・復興情報の備忘メモ・暫定版

令和元年8月の前線に伴う大雨災害について

今なお各地で予断を許さない状況です。避難行動と身を守ることを最優先いただければと思います。2019年8月28日には災害救助法の適用をうけて、官民の様々な支援情報が出始めていますが、被災した後の支援や生活再建に役立つ情報をピンポイントにキャッチすることはなかなか難しいものです。不十分ではありますが、主な情報をまとめておきます。すべてを掲げることはできませんが、「こういう支援情報があるんだ」という情報収集の動機づけになれば幸いです。

 

岡本正「【令和元年8月九州北部豪雨】佐賀県全域に災害救助法 生活再建に役立つ制度の情報を得よう」(Yahoo!ニュース個人 2019年8月31日配信)

 

【罹災証明書】

罹災証明書(りさいしょうめいしょ)とは災害による住宅等の被害の程度を証明する書面です。災害後に被災者から申請があったときには、自治体は罹災証明書を発行する義務を負っています。住宅の被害の程度が一目瞭然となるため、様々な被災者支援の際に基準として活用できるメリットがあります。

具体的な申請については、お住まいの自治体のウェブサイトや窓口からのお知らせを待って、それらをご確認ください。以下に、連載中のコラムの記事で「罹災証明書」の制度や注意点をご紹介します。ぜひご一読ください。

 

連載2「罹災証明書は生活再建への第一歩」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/15749

連載3「罹災証明書の被害認定、写真撮影も忘れずに」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/16096

連載4「応急危険度判定は罹災証明書の被害認定ではない」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/16150

 

 

【災害救助法の適用】(20190828時点)

令和元年8月の前線に伴う大雨災害を受け、2019年8月28日付けで、佐賀県全域の20市町に「災害救助法」の適用が決定しました。

内閣府・新着情報 http://www.bousai.go.jp/index.html

 

 

【自然災害債務整理ガイドライン】(20190828時点)

災害救助法が適用される災害によって住宅ローンをはじめとする借入金の支払いが困難になった場合には、利用をぜひ検討してほしい制度です。制度の概要は「一般社団法人 東日本大震災・自然災害被災者債務整理ガイドライン運営機関」(http://www.dgl.or.jp/)をご覧ください。また連載中のコラム「生活再建への知識の備え」においても、ガイドラインを簡単に紹介しておりますので、参考になさってください。

 

連載12「破産ではない被災ローン減免制度」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/17764

連載13「被災ローン減免制度には多くのメリット」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/17878

連載14「返済条件変更前に被災ローン減免制度の確認を」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/18039

 

【金融上の措置】(20190828時点)

大きな災害がある場合は、金融当局から「金融上の措置」(https://www.boj.or.jp/about/bcp/fso/index.htm/)が通知されます。印鑑や通帳を紛失した場合でも対応ができることや、「(8)災害の状況、応急資金の需要等を勘案して、融資相談所の開設、融資審査に際して提出書類を必要最小限にする等の手続きの簡便化、融資の迅速化、既存融資にかかる返済猶予等の貸付条件の変更等、災害の影響を受けている顧客の便宜を考慮した適時的確な措置を講ずること」「(9)自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」の手続き、利用による効果等の説明を含め、同ガイドラインの利用に係る相談に適切に応ずること。」など契約者(債務者)にとって重要な情報が含まれています。とくに債務の支払については、上記の「自然災害債務整理ガイドライン」について窓口へ積極的に相談をしてください。また、専門家の無料法律相談なども活用するようにしてください。

財務省福岡財務支局佐賀財務事務所・日本銀行福岡支店長

「令和元年 8 月の前線に伴う大雨による災害に対する金融上の措置について」

https://www.boj.or.jp/announcements/release_2019/rel190828b.pdf

 

【公共料金の支払猶予など】(20190828時点)

被災地では公共料金の支払に関する支援が行われています。たとえば携帯電話会社などのウェブサイトをチェックすると、支払猶予措置などを受けることもできます。契約会社の情報を入手するようにしてください。大手三者は以下の通りです。なお、コラムもご参照ください。

NTTドコモ https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/190828_02_m.html

KDDI http://disaster.kddi.com/

ソフトバンク https://www.softbank.jp/corp/news/info/2019/20190828_01/

 

連載9「携帯電話料金は支払期限延長や減額も」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/17213

 

 

【保険料の支払猶予など】(20190828時点)

保険会社各社では、保険料支払い猶予や、迅速な保険金支払いに関する対応を実施します。保険料の支払いが心配な場合には、契約している会社へお問合せをお願いします。

生命保険協会 https://www.seiho.or.jp/info/news/2019/20190828.html

損害保険協会 http://www.sonpo.or.jp/news/information/2019/1908_06.html

 

連載10「保険会社による保険料の支払猶予も」

https://www.risktaisaku.com/articles/-/17380

 

 

【中小企業への支援】(20190828時点)

経済産業省・中小企業庁からすでに事業者向けの各種支援策(いわゆる『5点セットの適用』)が公表されています。詳細については、窓口への確認いただければと思います。対象となるのは災害救助法の適用された佐賀県全域です。なお、5点セットとは、「1. 特別相談窓口の設置」「2.災害復旧貸付の実施」「3.セーフティネット保証4号の適用」「4.既往債務の返済条件緩和等の対応」「5.小規模企業共済災害時貸付の適用」です。以下のリンク先をご参照ください。

「令和元年8月の前線に伴う大雨による災害に関して被災中小企業・小規模事業者対策を行います」

https://www.meti.go.jp/press/2019/08/20190828016/20190828016.html

 

【被災自治体における被災者支援ポータルサイト】(暫定)

特に床上浸水の多かった自治体が被災者した住民向けに情報発信しているページをご紹介します。

佐賀市 【災害・防災】被災された方へ
https://www.city.saga.lg.jp/main/55179.html

 

多久市 8月27日からの大雨で被災された市民の皆さまへ
https://www.city.taku.lg.jp/soshiki/17/10290.html

 

武雄市 被災者の皆様へ(トップバナーから)
http://www.city.takeo.lg.jp/bosai/hisai/index.html

 

小城市 被災者の皆様へ
https://www.city.ogi.lg.jp/main/29446.html

 

大町町 令和元年8月豪雨 町民の皆様へ(トップバナーから)/令和元年8月豪雨の災害情報(被災された方への支援)
http://www.town.omachi.saga.jp/2019/09/04/8_2.html

 

白石町 緊急・防災情報(トップバナーのみ)
https://www.town.shiroishi.lg.jp/

以上(最終更新2019.08.28/08.29/09.05)

 

(こちらも是非参考にしてください)

被災後の生活再建のてびき
https://www.tkhs.co.jp/book/detail.html?id=223784

連載:もしも大災害で社員が被災したら 生活再建への「正しい」知識の備え
https://www.risktaisaku.com/category/gkip/