【コラム】「自治体の個人情報保護と共有の実務」の読み方・使い方
多くの皆様にお支えいただき、山崎栄一准教授、板倉陽一郎弁護士との共著で
『自治体の個人情報保護と共有の実務 地域のための災害対策・避難支援』
(株式会社ぎょうせい2013年10月初版)
http://www.amazon.co.jp/dp/4324097542/ref=cm_sw_r_tw_dp_OFltsb1C11DH1 (amazon)
(出版社ぎょうせい)
を出版することができました。
謹んで関係者の皆様に御礼を申し上げます。
書籍の構成は次のとおりです。
第1部 個人情報保護法制の基礎知識
第1章 東日本大震災と個人情報共有の実情
第2章 災害時要援護者支援における個人情報の共有政策
第3章 よくわかる個人情報保護法制
第2部 災害対策基本法と番号法の実務
第1章 災害対策基本法改正と個人情報保護の実務
第2章 番号法の成立と個人情報保護の実体
第3部 自治体のベストプラクティスに学ぶ
【使い方・読み方】
1 研修会・勉強会・政策実現のテキストとして
・東日本大震災の事例
・政策実務ノウハウ
・政策実現に必要な法令の基礎知識
・最新法令の最新論点と実務対応
・自治体の先進事例(ベストプラクティス)
という流れで作られており、
防災の教科書や研修テキストとして利用できるように工夫をしました。
2 政策現場からの「コラム」を掲載
スペシャルゲスト執筆陣によるコラム5本、著者らによるコラム3本の、
合計8本のコラムを掲載しています。たとえば、
南相馬市の福祉NPO法人の方、
東京都から仙台市に派遣された職員の方、
岩手県の法務担当職員の方、
栃木県で広域避難支援をする団体の方、
災害直後から現場を長期に亘って取材された記者の方、
いずれも東日本大震災の現場の最前線で活躍された方です。
個人情報関係の政策実現に至る過程を追体験することができます。
3 法令解説書・資料集・辞書として
「よくわかる個人情報保護法制」
「災害対策基本法改正と個人情報保護の実務」
「番号法の成立と個人情報保護の実体」
といった章を設けています。
最新の法改正と、注目の番号法(旧マイナンバー法案)を踏まえた
個人情報政策の実務対応を示しました。
さらに、孤立防止、見守り支援、災害時要援護者支援、情報管理など、
個人情報政策のあらゆる場面で「必携」となる次の資料も特別掲載しました。
・「災害対策基本法等の一部を改正する法律による改正後の災害対策基本法等の運用について」(抜粋)
・「避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針」(内閣府防災担当)
・「災害時における要援護者の個人情報提供・共有に関するガイドライン」(日弁連)
4 自治体の事例をチェック・政策のヒントに
「自治体のベストプラクティスに学ぶ」により、
各地でどのような取り組みが行われているのかを把握できます。
しかも、その政策がどのような経緯で実施されるに至ったのか
他の自治体や組織でも採用するときのポイントは何か
当該政策の「現在地」「見取り図」を図示しています。
地域の個性に応じた政策プランの選択の助けになるよう心掛けました。
以上が、「自治体の個人情報保護と共有の実務 地域における災害対策・避難支援」
の読み方・使い方の一例です。
ぜひともお手に取っていただけたら幸いです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4324097542/ref=cm_sw_r_tw_dp_OFltsb1C11DH1 (amazon)
(出版社ぎょうせい)