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【コメント】(西日本新聞)「災害死者名揺れる公表 『調査、教訓に生かせず』識者/7月大雨九州3県で2人のみ」」

西日本新聞 2023年8月1日「災害死者名揺れる公表 『調査、教訓に生かせず』識者/7月大雨九州3県で2人のみ」

2023年8月1日の西日本新聞のトップに災害時の死者氏名の公表問題に関する特集記事が掲載されました。岡本正が識者としてコメントをしています。見出しにコメントが使われています。

災害時の個人情報の扱いに詳しい岡本正弁護士は、「医療や鉄道の事故にあるような公的な検証の仕組みは、自然災害による死亡事案にはない。研究者や報道機関による現地調査が必要で、氏名は唯一の端緒となる。教訓を残すために公表すべきだ」と語る。その上で、「故人と遺族は別人格であり、行政が公表基準とするのは適切でない。発表された情報をどこまで報じるかは報道側の問題」と述べた。