【書評掲載】(安全工学)図書紹介「災害復興法学」(評者 高野研一 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
「安全工学 災害予防と環境保全の技術」(安全工学会 2014年12月 Vol.53 No.6)にて、岡本正の著書「災害復興法学」の書評が掲載されました。評者は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授 高野研一先生です。謹んで御礼を申し上げます。
「「ブラックスワン(有りそうもないことが起こること)」に対応していくには徹底して「経験に学ぶ姿勢」が重要である」「被災者の悲痛な声を少しでも低減することは後世の我々に託された課題であると同時に、この記憶を確かな形にして残していくことが求められる。安全工学会に所属している我々も破壊的事故や足外の現象面にのみとらわれることなく、その根本原因の追及や発生後の緊急時対応の想定・訓練に加え、事前想定を行うことにより、被害最小化に向けた事前の法的枠組みなど、社会システムの充実の必要性について考えさせられた。」