【慶應三田生協フェア】岡本正「被災したあなたを助けるお金とくらしの話」「災害復興法学」特別選書コーナー誕生
慶應生協三田書籍部(生協3階)に「被災したあなたを助けるお金とくらしの話」と「災害復興法学」シリーズを中心とした「特別選書コーナー」が誕生しました。
岡本正がコーナーの選書に全面協力しています。
2020年3月から4月まで様々な書籍が紹介されます。
三田の書店は慶應の学生や教員だけでなく、他大学学生や研究者、一般のお客さんにも人気があります。色々なコーナーが作られているのが魅力です。
3月11日発売の新刊
『被災したあなたを助けるお金とくらしの話(岡本正著・弘文堂)
の発刊にあわせてコーナー作成が企画されました。
3月12日の新聞書評とともに、大きく中心に取り上げてもらっております。
慶應の授業の教科書にもなっている『災害復興法学』『災害復興法学Ⅱ』『災害復興法学の体系 リーガル・ニーズと復興政策の軌跡』も、もちろん一緒に展示しています。
『図書館のための災害復興法学入門 新しい防災教育と生活再建への知識』については、素敵な挿絵も大公開!
コーナーに展示する書籍については、全面的に選書協力させていただきました。
『災害復興法学』シリーズの書籍を中心におきながら、「災害」「復興」をキーワードに、『災害復興法学』の活動をかたちづくってきた本たちを厳選。
古典的名著、研究書籍、他大学の防災関係授業の教科書、新書、実務書、そして絵本などをセレクトしました。
それぞれの本が、いろいろな共通点でつながっています。
色々と想像してみてください。
隣接する「SDGs」(持続可能な開発目標)のコーナーにも、『災害復興法学』シリーズが展示されています。
生協書籍部のスタッフの皆様、慶應義塾大学出版や弘文堂の編集者・営業の皆様の協力もありポップも豊富に作られました。
とても魅力的なコーナーが登場しました。
(選書一覧・2020年3月11日時点)
岡本正『被災したあなたを助けるお金とくらしの話』(弘文堂)
岡本正『災害復興法学』(慶應義塾大学出版会)
岡本正『災害復興法学Ⅱ』(慶義塾大学出版会)
岡本正『災害復興法学の体系 リーガル・ニーズと復興政策の奇跡』(勁草書房)
岡本正『図書館のための災害復興法学入門 防災教育と生活再建への知識』(樹村房)
中村健人・岡本正『自治体職員のための災害救援法務』(第一法規)
岡本正代表編集『公務員弁護士のすべて』(第一法規)
齊藤誠・野田博編集/岡本正共著『非常時対応の社会科学 法学と経済学の共同の試み』(有斐閣)
山崎聡一郎『こども六法』(弘文堂)
横田明美『カフェパウゼで法学を』(弘文堂)
荒井良二『あさになったのでまどをあけますよ』(偕成社)
武村雅之『復興百年誌:石碑が語る関東大震災』(鹿島出版会)
寺田寅彦『寺田寅彦随筆集・全5巻』(岩波書店)
福田徳三(福田徳三研究会)『福田徳三著作集〈第17巻〉復興経済の原理及若干問題 [全集叢書]』(信山社)
津久井進『災害ケースマネジメント◎ガイドブック』(合同出版)
津久井進『大災害と法』(岩波書店)
岡田広行『災害弱者』(岩波書店)
室崎益輝・幸田雅治・佐々木晶二・岡本 正『自治体の機動力を上げる 先例・通知に学ぶ大規模災害への自主的対応術』(第一法規)
片田敏孝『人が死なない防災』(集英社)
金菱清『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』(新曜社)
廣井悠『知られざる地下街』(河出書房新社)
佐藤慶一『政策情報論』(共立出版)
木山泰嗣『弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業』(光文社)
朝日新聞特別報道部『プロメテウスの罠・第4巻』(学研パブリッシン)
選書コーナーの書籍からさらに厳選してご紹介します。
津久井進先生の『災害ケースマネジメント◎ガイドブック』です。大きな制度提言は津久井先生の書籍や『災害復興法学』で。個別の知識の備え、防災教育ツールとして『被災したあなたを助けるお金とくらしの話』を活用してください。
金菱清先生編著の『慟哭』です。メディアを通じて先生と本を知りました。震災エスノグラフィー。『災害復興法学』ではカバーしきれない被災当事者の声が詰まった本です。涙無しに読むことはできません。
廣井悠先生の『知られざる地下街』と佐藤慶一先生の『政策情報論』です。日本災害復興学会や行政の委員会などで切磋琢磨する防災研究者仲間です。この国を代表する防災学者たちの研究成果や教科書もぜひお手に取ってみてください。
横田明美先生の『カフェパウゼで法学を』。法学学習の世界に革命的な本が誕生したと話題になりました。法学のフィールドをRPGのように攻略していくための丁寧な学習本です。『災害復興法学』『災害復興法学の体系』『公務員弁護士のすべて』が登場します。岡本正のキャリアパスも横田先生にとっては法学キャリアの研究対象なのかもしれません。
木山泰嗣先生の新書『弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業』です。『災害復興法学』は実は民法の領域が相当な割合です。民法の基礎知識を確かなものにしたいとき、あるいは法律というものがどういうものかを初学者が学ぶときには、この本を推薦します。
中村健人先生と私の共著『自治体職員のための災害救援法務』。中村弁護士は元自治体の常勤職員で現在も非常勤職員の地位がある。自治体政策法務のエキスパート。災害復興法学とコラボした、自治体職員のための災害法務実務必携書!
さいごに「被災したあなたを助けるお金とくらしの話」の編集担当者さまとパチリ。
大変お世話になりました。
なお本記事の写真はぜひ自由に使ってください。
(2020年3月12日:慶應義塾大学生活協同組合三田書籍部にて)