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【講演】(岩手大学地域防災研究センター)「災害復興法学のすすめーAn Encouragement of Disaster Recovery and Revitalization Lawー」

岩手大学地域防災研究センターが主催する「第22回 地域防災(国際)フォーラム『レジリエントな災害復興と地域づくり』」において、岡本正が岩手大学地域防災研究センター客員教授として登壇し、『災害復興法学のすすめーAn Encouragement of Disaster Recovery and Revitalization Lawー』と題して神戸大学の留学生らを対象に講演をしました。

 

東日本大震災後に弁護士が行った膨大な件数の法律相談により、法律や法学の新しい役割が出てきたこと。特に弁護士は法律相談により被災者への「情報提供整理機能」や、法制度の改善を求める「立法事実収集機能」をはたしてきたこと。そして、これらの教訓を将来に繋ぐには、災害復興法学を学問として誕生させる必要があったこと。さらには、災害復興法学をベースに、『防災教育』として、法制度知識の必要性や、『生活再建のための知識の備え』が必要であることなどをお話しました。

 

岩手大学からは、越谷信先生(センター長)、松岡勝実先生、村上清先生、熊谷誠先生、會田篤敬先生らがご参加され、貴重なプレゼンテーションのみならず、通訳などでも大変お世話になりました。感謝申し上げます。

 

会場となった「岩手大学 陸前高田グローバルキャンパス」は、米崎中学校の校舎をリノベーションしたものであり、2011年6月上旬に、弁護士として無料法律相談を実施した場所でした。

 

 

神戸大学から、北後明彦先生(神戸大学都市安全研究センター教授)と10数名の留学生(主にアジア地域)が参加されました。また、マリ・リズ先生(東北大学災害科学国際研究所准教授)もご同行されていました。そのほか、陸前高田市の方々など、多くの皆様にご参加いただき、質疑応答も活発に行われました。