【学会回顧】学会回顧2023にて岡本正著「災害復興法学Ⅲ」の研究実績が紹介されました
米村滋人・山城一真・水津太郎・藤澤治奈・岩川隆嗣・大塚智見「特集=2023年学界回顧/民法(財産法)」法律時報95巻13号(通巻1197号)2023年12月発刊 pp.69-90
―――災害と相同性のある社会的課題としては、新型コロナウイルス感染症に関する諸問題も無視できないものの、この課題に関しては民法学からの学術的検討が少なく、筆者としては残念に思う部分が少なくない。岡本正『災害復興法学Ⅲ』(慶應義塾大学出版会)は、…災害と感染症の双方を接続する形で種々の法制度を論じ、現代的課題にも対応しうる法運用の指針を示す秀逸な解説書である。災害法の分野では、行政法学者や実務家による検討が重要な役割を果たす例が多いが、私法上の問題も多く、民法学の立場からの検討の進展が期待される。(pp.69)
法律時報の恒例の特集「学界回顧」の2023年「民法(財産法)」分野にて、東京大学教授の米村滋人先生が、岡本正著「災害復興法学Ⅲ」(慶應義塾大学出版会)をご紹介くださいました。ご評価いただきありがとうございます。