【コラム】みんなの災害復興法学~東大生からのメッセージ
東京大学教養学部の授業「災害復興支援と法・社会」(米村滋人先生・清水亮先生)で1コマ「災害復興法学」を紹介する講義をさせていただきました。受講してくれた学生たちのリアクションペーパーを見ると、決意を新たにします。
災害復興法学の1巻・2巻の教科書シリーズを、ケーススタディを交えて「読み物」として使えるように執筆したのは、私自身による大学の授業だけではなく、社会に、教育に、企業に、ひろく「災害と法」の強靭化の必要性を認知してもらうため。
寺田寅彦先生の言葉を借りれば、この先100年後に被災者のリーガル・ニーズの実態と、災害復興政策・法改正の軌跡を伝承するため。
授業をうけての東大生たちからメッセージをもらう。ぜひ各地で「災害復興法学」の授業が根付いてくれることを願います。そのためには、私自身もっと「災害復興法学」を認知させる努力をしなければならないと思いました。
「限られた大学の限られた教室での授業で終わってよい話ではない」
「防災学習として広めるべきだ」
「知識の備えの防災教育をみなに実施すべきだ」
「災害後の生活再建を支える法律の知識の備えを在学中に学んでおくべき」